「食育何してる?他園の話を聞いてみよう!」交流会開催レポート
この度、baby’s fun!にご登録の全国の保育園様同士で第1回交流会を開催いたしました。
今回は、「食育何している?他園の話を聞いてみよう!」をテーマに行いました。
baby’s fun!は、全国の保育園様に離乳食、幼児食専用の食材キットの販売に限らず、全国の登録園の管理栄養士・栄養士のコミュニティづくり、知識のブラッシュアップのためのセミナーや交流会などを毎月無料で開催します。
この時期は、来年度の食育年間計画書を作成する時期でもあり、食育をやりたいと思っているが何からはじめて良いか、来年度はどんな内容が良いかアイディアを探している、他園はどんなことをやっているのか聞いてみたいなど、食育に興味を持っている栄養士、園長先生、保育士の皆様にご参加いただきました。
交流会では、月齢においての食育内容の違いやクッキング保育、栽培などについて各園で今までの事例などについて話がありました。一部をご報告します。
0〜2歳児に行った事例
・りんごを洗い、丸かじり体験
・柑橘系の果物を使って、臭いを嗅ぐ、柑橘で足湯(いい匂い)
・年間で2パターン企画書を作成し、行事食ベースで行っている。例えば、節分なら刻み海苔をラップに引き、具材を2種類くらい用意し巻く
・野菜に触れ、紙芝居や絵本を読む
・スプーンの持ち方を皿にイラストを書いたラミネートした紙を貼り練習した
・給食室に来たときに生の野菜を丸ごと観察する
・やさいのペープサートや歌を歌い、歌に出てくる野菜の実物を見る
3〜5歳児に行った事例
・食laboの紙芝居を使用して七草がゆについて説明
・行事食の紙芝居に合わせた行事食づくり
・野菜の栽培→収穫→電解水を使い消毒し生で食べる
・魚をさばく
・ブラックライトを使って手洗いについて学ぶ
・3食食品群についてパネルシアターやエプロンシアターを利用
どの園も食育を行ううえでは、年間計画書や都度企画書を作成し、多職種と共有し実施されている園がほとんどでした。
食育を行ううえでのお悩み
小規模園では、食育を行ううえで月齢ごとに行うのはなかなか難しく、異年齢一緒に行う場合、どこに標準をあわせて実施しているか、という質問がありました。年齢の低い子に合わせて実施している。というご意見がありました。
また、コロナ禍でクッキング保育に対して消極的な園もあったようですが、一部の保育園様では、子どもたちに作らせるがそれは提供せず、別途調理室で作ったものを提供しているという園様もありました。
参加者の感想
・他園の状況を聞くことができ、とてもためになった。同じ悩みや問題を抱えている園がどのように対処しているかなども大変参考になった。
・普段あまり関わる事のできない、全国の様々な役職の方のお話を聞くことができ良かったです。
・他園のいろいろな悩み・工夫・取り組みを知ることができてよかった。
今後も交流会や研修会などのイベントを開催していく予定です。
ぜひお気軽にご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。